NOS DACとOS DACについての徒然、思案....
NOS DACとOS DACとのちがい...自分はNOS DACの存在はごく最近まで知らなかったものですからまああまり細かいことを書く、というより印象だったり仕組み的にどういうイメージなのか...的なものを述べていきたいな、と思っています。TDA1543というNOS DACが手に入ったらまたNOS DACのレビューとして何か記事を投稿しようと思います。
*上記の通りなので少し間違った情報を記載する可能性もございますがご了承ください。
じゃあNOS DACとはなんなのか、名前のとおりならばオーバーサンプリングを行わないDACというとこですね。もともと自分はオーバーサンプリングにはいいイメージがあまりないといいますか...そのよくある宣伝文句的な「オーバーサンプリング機能によりどんな音源でもハイレゾに!」的な、いやいやそういうことじゃないでしょう...??と思いますし自分が聞いた感じでも少し違和感が残るように感じられました...。
オーバーサンプリングというのはその名のとおりD/A変換やA/D変換の際にサンプリング周波数を高くして音のデータを採集することで音のデータとしてのサンプリング周波数が増えるものです。
この技術をDACチップ内で行うものがOS DAC、行わないものがNOS DACなのですがOS DACの方がノイズ除去のフィルターの設計が簡素になり今のチップの処理能力だと動作をなんなくこなすことができるため今現在、このOS DACが多い印象です。一方NOS DACはまだDACチップの処理能力がそこまで高いというわけでなくオーバーサンプリングをこなせないためそれを行わないもので昔のDACチップに見られる構造です。
ここで「オーバーサンプリングの方がデータ数増えるからいいんじゃないの?」という人もいらっしゃるでしょうし、実際そう感じている人も多いかもしれません。まあ聴感は個人個人なので人によるでしょう。
しかしたとえばCD音質のものをハイレゾにオーバーサンプリングしたとしましょう。するともともとCDに入っているデータ以上のものが得られる...??そんなことはないでしょう。だってデータはCD上にしかないんだもの。しかもアナログ信号を無駄な回路を通しD/A変換を多く行う...あまりいい効果があるように自分は思いませんでした。すでにマスタリング等で完成された音源が入ったCD(まあ今はCD音源が粗悪なものが見受けられますが...)を自らデータを変えるというのは...はていかがなものかと、自分は思うわけです。
実際、なくなってから気づくもの、というのも多いわけでNOS DACが一部オーディオ好きの間では見なおされてきています。
ではさっきからNOS DACが良いという側の視点で書きましたが今度はNOS DACの欠点等に思考をめぐらしてみましょう。
NOS DACですがまず第一に「デジタルデータを無駄なことをせずそのままアナログデータ」に出す、ということが得意です。つまり「デジタルデータが粗悪な場合アナログデータにもそのままでる」ということなのですね。前述のとおり「オーディオ好き」に見なおされているように感じるNOS DAC。たしかにオーディオ好きさんが好きそうであるモニター的で素直な音を出す再生機器で良い音源を聞く際はNOS DACはいいかもしれません。しかしたとえばYoutubeで素人さんがアップロードされたものをダウンロードして聞いているような人はどうでしょう。粗悪なものがそのまま聴感に出てしまうことがあるのです。「それはOS DACでも同じでは...??」と思うかもしれませんが個人的な印象としてNOS DACよりOS DACの方がリスニング用に音を出している、という感じがするのです。あ、個人的な印象ですが(;´・ω・)
さあDACチップという内部的な部分について少し思考をめぐらしてみました。さてどうでしょう、なにが言いたいのかというとまあ一長一短でしょうし好きな方使えばいいのではないでしょうか。オーディオ機器というのは「持ち主にとっていい音」であればなんの問題もない、と自分は考えています。たとえ9割の人がいやな音といっても持ち主がいい音ととればそれでよいのです。だってその人が使うために買ったんだもの。まあそういう面で人のレビュー等をうのみせずきちんと自分で試聴してみる、聞き比べしてみる、なんていうのも大事なんじゃないかな~と思います。あ、別にレビュー読むなって言ってるわけじゃなく自分のよんでくれたらありがたいんですが←
まあ聴感というのは所詮好みです。こっちのサイトでディスられたかと思えばあっちのサイトでべた褒め、あることだと思います。自分の感性を信じて選ぶことが大事だと思います。