CDプレイヤーのトレイが開閉ができなくなったときの対策~オーディオ機器修理~
お久しぶりです。お勉強的な都合であと半年ほどはほぼ更新できませんが最近CDプレイヤーのトレイの開閉ができなくなってしまったためその時のことをだらだらと書いていきたいなーという感じです。
*CDプレイヤーやその他ディスク系の機器の読み取り部は非常にデリケートなため分解はあまりおすすめしません。それに寿命がある機器なので交換時期という可能性もあります。ここで示すのはあくまで応急処置的な対策です。レーザー発光部等もあるのでコンセントごと電源を落として作業をしてください。
さて、今回は自分のCDプレイヤー(Marantz CD5001)のトレイが突如開閉できなくなり修理した時の話をしたいと思います。ついでにあけたときにしたメンテナンスの話も。
たいていCDプレイヤーが一番最初にこわれるのはトレイ周りのモーター周辺なんじゃないかなぁ...という勝手な偏見があり、そこらへんなら適当に修理すればいけそう、と開けてみたわけです。
まず構造としてトレイを開閉するためのモーターがあり、開閉を感知する用のスイッチがあります(CD5001では2つありました)。実は昔、サーボモーターを搭載してると思っていましたけど...アナログサーボのものもあるという話をきいたことがあります。モーターを手で回すとモーターとトレイをつなぐギアが回っていない様子。それはトレイでないですよねーという感じ。ギアをはめて電源を入れるとあっさりとトレイが出てきました。モーター本体の故障だとめんどくさいなーと思っていたのでいったん安心しましたが、今度はトレイが出てきた後すぐしまってしまいました。
ディスプレイを見ているとトレイが出てきた後も出てきた判定になっていない。前述のスイッチが押されていないということだなぁと思い再度分解。といっても自分がいじったのはギア周辺のみです。よく見るとギアの裏面に凹凸があり、ある程度回転するとその凹凸がスイッチを押しトレイの状態を感知するシステムだったみたいですね...。はめなおしたときにギアの歯が二、三個ずれてしまっていた様子。ギアの裏を見ながらはめなおして組み立てて動作確認。今度はきちんと治りました。
最後にあけたついでにピックアップレンズをエタノールで拭いて、回りにくそうだったモーターにオイルをさして終了です。
今回はギアというまあ簡単な修理でしたがモーター周りの修理はあまり複雑な構造にはなっていないと思いますので意外と修理できると思います。モーターのゴムベルトが切れてたり滑ってたりしていないか、ギアがかけたり滑ったりしていないか、モーターはすべて正常に回っているか、スイッチの回路は導電しているか、このあたりがよくある故障じゃないかなぁ...という個人的な意見です。
オーディオ機器の修理はこういう部分ならまだしも音の信号が通る部分はあまりお勧めできないかなぁ...と個人的には思っています。企業さんがちゃんと音を聞いて選んだパーツが入っていると思いますしね。